やばい会社にいたときの話~デザイン事務所編⑩

やばい会社にいたときの話~デザイン事務所編その10です。

ずいぶん間が開いてしまいました。

ブラック企業に当たって苦しんでいる方、昔ブラック企業で苦しんだ方、色々な方がいるかと思います。
私は社会に出て最初にブラックを引いてしまったので、その時に刻まれた様々な言葉や評価をかなり長期間引きずりました。

挫折したり思う通りの結果が出なかった時に、自分はダメだ、自分は苦手なことから逃げた、と自分を責めたり、そこで活躍している人よりも自分が劣っていると思ってしまいませんか。

例えばなのですが、淡水魚が海で生きるのって無理ですよね。同じ魚でも。
ペンギンは鳥ですが空は飛べません。
それって能力が劣っているからではないですよね。
そういう種類ではないからです。

周りができてることを自分ができなかったとしても、それって本当に能力が足りないということなのでしょうか。
いる場所が違うだけってことはないですか?

私の場合、何の喜びも見出せず、良い先輩や仲間もいない場所で潰れそうになりながら、ただ「仕事を辞めない」努力をするなら、同じ労力を「自分に向いていること」「どれだけやっても苦にならないこと」探しや、「さっさと辞めて自分を責めないこと」に使った方がよほど前向きだった。

私はこのあと10年にわたって数社のブラック企業を経験し、そのあと前職場(超ホワイト)に辿り着きました。
最初から前職場に就職していたら、私はもっとましなデザイナーになっていたと思います。
ブラックの経験は本当に要らなかった。

今こうやってネタにしていますが、それでも本当に要らなかった。

ブラック企業マスターの私の、個人的な考えでした。
余計な話してすみません。

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